ジルテックは、セチリジン塩酸塩を有効成分に持つ抗アレルギー薬で、錠剤の他にドライシロップもあります。
ヒスタミンH1拮抗薬(第2世代の抗ヒスタミン薬)に分類され、第1世代薬の欠点が改良されていることから、抗アレルギー薬として広く利用されています。

アレルギー症状は、抗原の刺激によって免疫系細胞からヒスタミンなどの伝達物質が放出されることで起こりますが。
その際にヒスタミンは、ある特定の神経受容体(H1受容体)と結合し、その刺激でアレルギー症状を引き起こします。
ジルテックは、ヒスタミンがH1受容体に結合するのを阻害することで、アレルギー症状の発現を抑制させる効果があります。

第1世代には、抗コリン作用(副交感神経を高ぶらすアセチルコリンの受容体結合を抑制させる作用)が働く有効成分が配合されています。
そのため口の渇きや排尿障害などの副作用が起こるケースがありますが、第2世代のジルテックには抗コリン作用が減弱されているため、こうした副作用が起こりにくくなっています。
又、脂溶性が低いので有効成分が脳へ侵入しにくくなっており、眠気の副作用も軽減されています。
比較的速効性があり、服用後まもなく効果が現れてくるほか持続時間も長めです。

第1世代の欠点が改良されていることから副作用は比較的少なめですが、体質によっては次の日に眠気や倦怠感が現れることがあります。
ですが、その発現率は眠気が6%・倦怠感が1%と低めとなっています。
他の軽度な副作用としては、頭痛・吐き気・食欲不振・頭重感等があります。

ほとんど起こることはありませんが、重度の副作用としては以下の症状が挙げられます。



  • ショック症状
    • 吐き気
    • 冷や汗
    • 顔面蒼白
    • 蕁麻疹
  • けいれん
  • 重度の肝機能障害
  •  
    • 食欲不振
    • 発熱
    • 黄疸
    • 尿褐色
  • 血小板減少
  •  
    • 鼻血
    • 血尿
    • 血が止まりにくい

ジルテックの服用期間が長くなったことで重度の副作用が起こる可能性もある為、定期的に肝機能検査を受けるようにしましょう。

ジルテックは通販を使って入手も可能

ジルテックは医師の診察を受けて処方してもらう処方薬ですが、ジルテック錠10の有効成分セチリジン塩酸塩を使用した市販薬も2種類販売されています。
その市販薬が「コンタック鼻炎Z」と「ストナリニZ」であり、どちらとも有効成分の用量はジルテックと同じで、効果や副作用にもほとんど差はありません。

処方薬であるジルテック錠10の薬価は92.2円であり、成人は1日1回・用量10mgを服用する用法となる為、1日分は92.2円・10日分は922円・14日分は1,290円となります。
市販薬であるコンタック鼻炎Zの価格は、10錠で通常1,600円・14錠で1,886円であり、10日分では1,600円・14日分では1,886円かかります。
ストナリニZの価格は、10錠で通常1,619円・14錠で1,886円となり、14日分はコンタック鼻炎Zと同じですが10日分は19円高めです。

このように、薬の価格だけを比較すると市販薬よりも処方薬の方が安くなりますが、処方薬には診察料金や検査費用などがプラスされる為、総額では処方薬の方が高いです。
現在、インターネット通販でも市販薬を購入することが可能となっており、通販を利用すると市販薬をより安価で購入することができます。
例えば、コンタック鼻炎Zなら1,254円~購入可能です。

ジルテックのジェネリック医薬品も多数販売されており、セチリジン塩酸塩10mgの薬価は22.1円~と、ジルテックよりはるかに安価となっています。
ただし、ジルテックのジェネリックを購入する場合は、個人輸入代行業者を利用して個人輸入することになります。

個人輸入で注意しなければならないのは、信用できる個人輸入代行業者を利用することです。
特に海外製のジェネリックでは、安価で製造する為に粗悪な原料や環境で作られていることも考えられることから、用量・用法を守って服用しても副作用が出てしまう危険性があります。
そのため、個人輸入でジルテックジェネリックを購入する場合には、価格だけではなく個人輸入代行業者で選ぶようにしましょう。